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詩かんれん

Re: LittleGirl

宇宙のどこか 恒星で燃える炎の草原を億度から億度へ 音の無い足音を生み 飲み込み真っ白なワンピースを着た少女が宇宙からはみ出した欠片の世界を歩いている 魂の内側で行われる 融合と爆縮心臓は160cmの身体を業熱で満たし肩…

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光の雪

光が静かに時の階段を降りてゆく 光の波は織り込まれた結晶になって樹へ街へ地球の重力と手を取り合って降り積もっていく 形は容を忘れ一つになり 心は垣根を喪い一つではなくなる そして心が眠らせていた全ての眠りから目を覚まし人…

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ゼロと一(はじめ)の砂時計

誰でもない誰かではない誰のでもない誰でもが不死をフとした時に生じまれた砂時計がゆらぎの遺伝子のような形をした針の無い時計をゼロとはじめの結晶を時間という川の流れのままに落としていく 全てが平等に峠から峠へ 上から下へ 上…

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「ラマナ・マハルシの伝記?Kindle版」(著:アーサー・オズボーン、訳:福間巌)を読みました。

偉大なる聖者として、世を去る最期の日まで寺院に集まる人達との対話を続けたというラマナ・マハルシの伝記を読みました。少年期、青年期、中年期、老年期とマハルシの生きた証として、参拝者との対話内容やエピソードが語られていました…

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見えざる手

見えざる手よ見えざる手よ 諦めかけた死者の手を優しく抱きすくめるように 見えざる手よ見えざる手よ 待つ人の為に手のひらと手のひらを結びたもう 見えざる手よ見えざる手よ 見えざる手よ見えざる手よ 光の粒子から生まれる手よ戸…

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天廻天則 人故生死

病む風に陽が手を当てる重く低空をさ迷う嘆きにも似た錆声を上げながらも心地の良い撫で手に 凝り固まった分銅を解きほぐされ執着にも似た小さな重力の澱に太陽の陽が触れられると あぁ何かを思い出したように 病む風は広く渡る風の気…

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季節のステップ

草葉のステップを踏んで季節は風の道を行く 一つが無数へと湧かれ無数が一つへと細分の漏れなく合わさって 道を辿りながら行き行きながら遡る 問いは答えに答えは問いに 忘れるように憶えていて憶えるように失っていて 風は季節を巡…

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残響するー

残響が 残響して 残響を残して 残響する 残響は 残響をして 残響を残して 残響をする 残響に 残響して 残響に残して 残響する 残響は消えていく重なり合った波紋の底に 残響は浮かび上がるそれはいつからかのどこからかから