
一番効果があると感じているのは記事中の最後に書いてありますので、そこだけ知りたいぜ!という方はスクロールをお願いします。
ジプレキサは体重を増やす薬(増えない人も中にはいます)
ジプレキサには、強烈に食欲を喚起させ、それは本能に強く働きかけて飲んでいる人の自制心を徐々に蝕んでいきます。最初はなんとか抗って我慢することもできるでしょう。しかしその我慢に耐えきれずに、セットポイントの強制力によって食べてしまうことが必ず起こります。
その時、食べてしまった罪悪感が現れますが、また頑張って食べるのを控えようと新たに決意をします。しかし、セットポイントはあなたに食べさせることを強制し、食べてしまい、そしてじわじわ太っていく体重計の数値を見て、あなたはだんだん諦めていきます。そう、ジプレキサの食欲の奴隷になるのです。
でも私はそんなのは嫌でしたので、なんとかできないかと色々対策を施してきていました。少し効いたものから、それほど効かなかったというものもありますが、紹介していこうと思います。ちなみにジプレキサの食欲増加の強さは、これは「ジプレキサ 食欲 +++」で調べていただくと表を載せているサイトがヒットしますが、リスパダールやセロクエル、コントミンなど他の精神安定剤の強さ「++」よりも強い、「+++」となっています。私は過去にセロクエルを服用しており、これは「++」ですがまだ体重は増えない程度でしたが、ジプレキサは別格でした。
***これまでしてきた対処方法***
まず試してみていたのは、食欲が出てきたらバイタミックスでスムージーを作って飲むことでした。Pro750という機種を親からローンを借りて購入しました。8年ぐらいずっと使っています。10年保証つきのものですので、まだ2年は大丈夫。
私は石原結實先生の出していた「ニンジンりんごジュース」をやってみたくてバイタミックスを購入していました。最初は深夜通販番組で出ていたジューサーだったり、国産の10000円ぐらいのジューサーを使っていたのですが、食物繊維も摂りたいと思って、思い切って買いました。
石原結實先生はそれにプラスして、身体を温めるためにショウガを摂るとも言われていて、私も体温を上げたら痩せる体質になると思い、食品乾燥機でショウガを乾燥させて作ってみたり、生・蒸し・粉しょうがを合わせたスペシャルセットをバイタミックスでドロドロにして氷にしたものを飲んだりもしていました。
ですが…腹が減ってしまい、これは断念しました。ショウガは食欲増進効果もあることは知っていたのですが、どうやらジプレキサは食欲を倍増させるかのような効果もあるようで、摂った時と摂らない時とで食欲の出方に開きがありました。
ですので、それ以降はしょうがは止めて、にんじん・りんご・セロリ(鎮静作用)・冷凍山いも(強壮作用)・もらってきたおからを凍らせたもの、を気分でランダムに入れて飲んでいます。ですが、それでも腹は減りました。胃の中は満たされているのですが、すぐ腸の方に流れていってしまうのか1時間もすれば何かを食べてしまっていました。
漢方でダイエット生薬として用いられている白朮を追加してみる(漢方は思わぬ副作用があるので止めておいた方がいいです…)
こちらで生薬もろもろについては記事で書いてありますので、参考にしていただければと思います。白朮も試してみていました。生薬については、メルカリなどで安く生薬の本などを購入しており、
このような本も読んでいたのですが、私が目に止まったのは、
●この生薬は中国では唐王朝の時代(650年ごろ)から広く利用されています。人参(チョウセンニンジン)、伏苓(ブクリョウ)、甘草(カンゾウ)とともに有名な煎じ薬、四君子湯に調合されます。最近では、ダイエット中に食欲を抑える漢方薬としても奨励されています。
出典: www.hal.msn.to
こちらのHPの内容です。ダイエットに食欲を抑える漢方薬とありましたので、ではやってみよう!と追加してみてありました。
効果は、最初はあったように感じていました。ですが量自体もひとかけらほどしか煎じに入れていなかったこともあり、その後はあまり食欲を抑えるという感じが続きませんでした。今もひとかけらは継続していますが、もしこの量を増やしたのであれば、食欲抑制効果は改めて強くできるかもしれません。
ホエイプロテインをお腹が空いてきたら飲んでみていた
こともあります。これは臨床の研究で判明していることであり、大豆のソイとホエイとで食欲抑制の違いが示されています。
近年、ホエイプロテインが食欲を抑える効果があることが示唆され、注目されるとともに多くの議論がなされてきました。そして2017年、世界で初めてメタアナリシスによりホエイプロテインが食欲を抑えるエビデンスが明らかになったのです。
またMCTオイルも食欲抑制の効果があるとされており、ホエイプロテインと同様毎日バターコーヒーと一緒に飲むようにしています。MCTオイルの食欲抑制効果については、
MCTオイルが体内で作り出す「ケトン体」には、満腹中枢を直接刺激し、食欲を抑える働きがあります。そのため、食欲に振り回されてなかなかダイエットに踏み込めない方にオススメです!比較的早く、その効果が実感できるはずです。
このように、ケトン体の生成によって食欲抑制効果が発揮するとされています。まだ私のジプレキサの量が少なかった時代は、朝か昼にバターコーヒーを飲んで、糖質を摂らずに過ごしていた時は抗えないほどの食欲には見舞われず、徐々に体重は落とせていっていました。
ですが、それでもセットポイントは定義した体重へと近づけるために、食欲をじわじわと上げていき、ホエイもMCTオイルも効果はあるのですが歯止めとはなりませんでした。ですが効果はありますので、これは朝・昼に飲むようにはしてあります。
腸内環境を整えて、短鎖脂肪酸をたくさん作れば食欲も治まるのでは?
酢酸と酪酸は短鎖脂肪酸で、腸の粘膜の細胞にある受容体と結合し、脂肪の蓄積を調節し、食欲をコントロールする働きがあります。また、これらの受容体は、食欲を調節する腸内ホルモンであるペプチドYYとGLP-1の分泌を誘導します。通常の濃度であれば食欲を抑える働きがありますが、少なすぎるとより間食したくなる可能性があります。
GLP-1を増やせば、食欲は抑えられる。GLP-1を作動させるには短鎖脂肪酸が必要、酢酸と酪酸…食物繊維で作られる…つまり…
整腸剤+食物繊維セット+フラクトオリゴ糖+リンゴ酢(酢酸)で、善玉菌に食料を持たせて腸へ送り出せばいい
と思いましたので、このようなことをしました。整腸剤については、高須クリニックの息子の方が動画で出していたものを採用しました。医師と薬剤師の中で高評価とのことです。
のちのち触れていきますが、ビオスリーHiとエビオス…と行きたいところですが、エビオスは食欲を増進させてしまう働きもありますので、ビオスリーHiのみでいっています。食物繊維については、難消化性デキストリン・イヌリン・ポテトスターチ・サイリウムハスク、をブレンドしたものを飲んでいます。
基本的に選ぶのはなんでもいいのではないかと思います。GLP-1に関与するらしい短鎖脂肪酸の素になっているのが水溶性のもので、イヌリンと難消化性デキストリンがあります。私はそれに加えて、食後血糖値を上げないために、サイリウムハスクとポテトスターチも加えています。実はもうひとつグアーガム分解物というものもあるのですが、こちらはまだ試してみていません。
あとは、リンゴ酢とフラクトオリゴ糖ですが、リンゴ酢は純リンゴ酢がよいらしく、糖分の、甘みの入っているものはよくないとのことですので、ラベルを見て確認しておくと良いです。フラクトオリゴ糖は、Amazonには載っていませんでしたが大容量の、醤油瓶のような大きさのものがあり、私はこれを愛用しています。オリゴ糖も種々あるようですが、この醤油瓶のような容器のもの(小さいバージョンのもあります)が、腸内環境の改善には一番効いたというレビューが多かったです。Yahooショッピングあたりですとすぐ見つかると思います。
と、いうことも私は試して見ていたのですが、これもやはり根本的な食欲の改善とはなりませんでした。
ジプレキサをジェネリックの日医工→明治→アメル、の順で変更、AUC、cMaxの低いジェネリックになって食欲が治まる
薬の最高血中濃度と、薬そのものの効果の強さが、cMax/AUCという数値で表されています。kyupin先生という精神科医の先生のブログに一覧表がありますので、ぜひ見に行ってみることをオススメします。精神安定剤の効果と手応えを記事で読めます。
私はジェネリックに変わってから、仕入先の変更という事情で変遷がありましたが、明治・アメルに切り替わった段階から食欲の落ち着きを少し感じていました。アメルになるんですが~、と言われた当初は、kyupin先生の一覧表を見てアメルは数値が低いことを知っていましたので!!!となっており、期待をしていましたが実際、食欲はやはり落ち着いている感じがありました。
ですが、それも最初の2週間ぐらいだけで、あとは段々とやはり食欲の欲求が元に戻っていってしまったという感じでした。ただ薬の強さ的には弱い方だと思っており、なるべくアメルでお願いしますと要望は出してはいます。ですが薬局も最近は仕入れが難しくなっていて、アメルから別のジプレキサになるかもとは言われています。そこはどうしようもないので受け入れるしかないのですが…
ジプレキサのヒスタミンをブロックするH1拮抗作用に介入する(ヒスチジンのサプリを飲むだけ)
最後に、今一番期待感が強いのがこの方法になっています。私はもともとサプリや漢方には敏感に反応するタイプなのか、フェニルアラニンやチロシンといったサプリも少量で違いというか感じが違うなと感じ取れてしまうのですが、なぜか、フェニルアラニン・チロシンを単体で摂るのと、これらが含有されているホエイプロテインを摂るのとでは、効果に尖ったものが感じられなかったのです。
ということがあったのですが、サプリで何かできないかと探していて、ヒスチジンも食欲に作用するという食品会社のデータを見ていたこともあり、ヒスチジンのサプリは購入していました。ですがあの頃は幻聴もあって、ヒスチジンを摂取したあたりから出てきてしまい中止していたという経緯がありました。
ですが、このような記述を最近見たのです。
ヒスタミンは、鼻詰まりやかゆみを引き起こすやっかいな特徴がある反面、脳に入ると満腹中枢に作用して「食欲抑制」効果と交感神経を刺激して「脂肪燃焼」の促進を期待できます。
ジプレキサはヒスタミン、つまりH、の拮抗薬。H1拮抗薬です。ヒスタミンにも1や2などがありますので、意外と2が食欲に関わっている可能性もありますが、この引用のヒスタミンってH1なのでは?と思ったのです。そして、ジプレキサはH1を拮抗させている。でも完全にブロックしているわけではないらしい、いくらかは通さないといけないらしい。
じゃあ、流通量を増やしたら拮抗作用に勝てるかもしれない
と思って、ヒスチジンを引っ張り出して飲んでみていたのです。どうなのか、効果はあるのか?
やっぱり幻聴が出てきた、でも食欲は確実に抑制されている
食欲は、あのセロクエルの「++」程度にまで落ちた実感がありました。昼200mg+夜200mg+寝る前200mgと多めにしてみていたところ、バターコーヒー後の間食がなくなり、夜ご飯も普通程度になり、夕飯後の間食も、夜食も必要なくなりました。これは…!!!10年来の食欲に解決がされるかもしれない。
ですが幻聴のリスクは避けたかったので、徐々に量を落として様子見をしていきました。幻聴がきた、という段階ででは、プロテインの桶理論が通用するのではないかと思い、プロテインをスプーン二杯飲んでいましたが、これでも幻聴は鎮まっていく模様。
夜のみ200mg → 夜のみ100mg 、とすると、夜に幻聴が出てきてしまい、プロテインの摂取タイミングもありますがちょっと生活に支障がでてしまう。そこで、寝る前に100mg、プロテインと一緒に飲んでみていました。すると、寝ている間に幻聴の現出時間が過ぎて、朝起きた時には幻聴が無くなった状態で起きてこられる、という結果が得られました。
またありがたいことに、何故か日中のなんというか、幻聴ではないのですが耳鳴りのような症状が全くでなくなり、ヒスタミンにより覚醒度が上がるとはありましたが、会話レベルも上がり、生活における陰性症状の改善も見られました。睡眠時間はそれほど短くなっているわけではないのですが、8時間前後で今も落ち着いています。
何週間その効果は続いていたの?
1週間ほどは、
朝か昼:バターコーヒー
日中:3日ぐらいに一回おやつ的なもの。以前は、毎日三度ぐらい(スムージーやサバ缶、ナッツなど)食べて食欲をごまかしていた
夜:炭水化物抜きのメニュー、普通ほど
夕飯後:ほぼなし。以前は日中同様、ナッツやスムージーなどを食べてごまかしていましたが、それでも食欲に勝てず炭水化物を食べたりしていました
といった感じで推移しています。まだ一ヶ月ぐらい続けてみないと確実なことはいえないのですが、私の考えとして、ジプレキサの食欲はH1拮抗作用にあるのではないかと思っています。そもそもH1をブロックするのは何故なのか、どうして精神が安定するのかといった仕組み自体は精神医学界でもわかっておらず、ブラックボックス状態らしいのです。
ずいぶん昔のものを引っ張りだしてきたので、消費期限は今年の10月でしたが、まだいけると思って飲んでいます。このヒスチジンを私は使っています。でも、他のヒスチジンでも問題ないのではないかと思います。
2023.1.13追記:ヒスチジンサプリの毎日摂取で確実に飢餓感が治まります。私だけかもしれないとは思いますが、関与しているのがH1のはずなので同じH1拮抗薬のジプレキサを飲んでいる方であれば変化が見られるはず。
今は、朝と昼はバターコーヒーかスムージーで夜は最初糖質OFF食でしたが、ラーメンを食べてみて、一応ウォーキングを30分補助でしてみたところ夜食はプロセスチーズ1パックのみでokでした。私の場合は最初幻聴の症状が出てきていたのですが、量を調整したりしていく中で逆に治まるようになりました。参考になりましたら幸いです。今は、寝る前にヒスチジン50mg(1/4カプセル)で十分になっている模様です。
その他には:腸溶性ラクトフェリン
こちらも、効果があったと感じられていたサプリです。
私の母にも試してみてもらっていたのですが、「食べなくてもいいかな、と思うことが増えた」とのことで、私もと思って腸溶性のラクトフェリンをと踏み切りました。幻聴と耳鳴りの改善があったのが一番の収穫でしたが、食欲の抑制も実感としてありましたので、今も続けています。
これまでは消費期限が過ぎているラクトフェリンをフリマサイトで購入して飲んでいましたが、リプサという会社のものも腸まで届く、つまり耐酸性のあるカプセルを使用しているとのことで、こちらに切り替えてみようと思っています。
まとめ:
長々と書いてきましたが、私として優先順位の高いのは
1:ジェネリックに変更する(先発品のジプレキサが一番食欲が強くなります)
2:お腹が空いてきても対処できるように、ナッツ類やスムージー体制の確保をしておく
3:ヒスチジンの摂取。これが一番飢餓感が消える手法だと思います。この先食欲がまた出てきたら違うことになりますが…
4:ラクトフェリンの摂取、幻聴持ちの方には効果が見られるかもしれません。
になります。予算があれば、ぜひお試しあれとオススメしたいです。ヒスチジンはここ十年の一番の収穫だったなぁ…と思います。今の体重は89kgとかなり太っていますが、落ちてくるようであれば、再度レビューしたいと思います。このまま食欲抑制がキープされていれば、いけると思います。

