幻聴の改善のために始めた漢方ですが、今は生薬の選別・調整がうまくできるようになったのか幻聴に関してはゼロ状態に持っていくことができています。ただし!サプリを新しく追加したりすると出てきますので、「抑えられてはいるが消えていない」状態ではあるようです。
今飲んでいる漢方と薬効について
今現在は、地黄・人参・黄耆・白朮・竜骨・牡蛎・酸棗仁・センキュウ・芍薬を飲んでいます。それぞれの生薬の薬効も生薬事典には色々書かれてあるのですが、私が良いと思った生薬と効能を挙げますと、
地黄:精力向上、腎虚に改善あり、老化を遅らせる働きがあるらしい。初期の初期の頃、地黄を単体だけで服用していた頃は性欲が強くなってしまい回数が増えてしまっていました。その昔、遊郭では「地黄湯」という、おそらく地黄だけを多めに煎じただけの漢方が出されていたそうで、男性諸君たちはムラムラであったことでしょうと思います。腎虚が耳鳴りに通じてしまうということで飲んでいましたが、今も続けています。
人参:精力向上、睡眠の質の向上(脾に影響)、虚弱体質の改善のため使用。初めは党参を使用していましたが、今はiHerbのPanaxGinsSengExtract、つまり朝鮮人参エキスを煎じに入れて飲んでいます。

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製造元 Now Foods(ナウフーズ)
ただ抽出エキスではなく、root(根っこ)もあるはずですので、煎じるという意味ではエキスではなく根を使ったほうがいい気はしています。当初は睡眠時間の改善と精力向上を目的としていたのですが、PanaxGinsengで確かに底上げはされた感じはするもののそれほどグン!とくるものではありませんでした。
・黄耆:精力向上、虚弱体質の改善、睡眠の質の改善。こちらも人参と同じ用途で入れています、Youtubeでは漢方の先生が漢方医の方とリモートでプレゼンを行うということをしているのですが、その中で「黄耆はユンケルだよね」(確かこのようなことを言われていたと思います)とおっしゃっていたのが印象に残っています。劇的な変化はあまり見られてはいませんが、もし単体でのみ煎じて飲むのであればガツンと効果があるのではないでしょうか。
白朮:脾の改善、睡眠の質の向上、ダイエット目的。生薬の解説ページをネットでいくつか見ていますと、「ダイエットに使われる生薬」とあり、また脾を助ける働きも持つとされているようで煎じセットに追加しています。こちらもそれほど強い効果は見られませんが続けています。
竜骨と牡蛎:似たもの同士の竜骨牡蛎ですが、精神安定は竜骨の方が度合いが高いそうです。今飲んでいるジプレキサの補助や、幻聴がきた時のための精神安定策として使用しています。ただ最近は幻聴もゼロ状態が続くようになってきていますので、量を減らしていこうかなと考えています。
酸棗仁:精神安定、睡眠の質の改善。この酸棗仁は、過眠状態の改善のために追加しています。実際始めた頃は確かに寝すぎにはならなくなっていたため重宝して今も使用しています。漢方の世界では、酸棗仁湯は過眠にも不眠にも両方効果があるとされていて、睡眠の質のバランサーとして働いているのではないかなと思っています。
センキュウ:このセンキュウは、漢方医の方が相談に乗っていただけるサイトで「この生薬はいかがでしょう?」と提案されていた生薬です。追加して試してみた当初は、確かに幻聴が来なくなった手応えを感じていて、今も服用しています。ただこのセンキュウも幻聴のあらゆる経路を抑えたりするというわけではなく、その後漢方の生薬調整やサプリの追加時などでは幻聴が再び出てきたり、といったこともありました。
芍薬:抗痙攣作用、精神安定。芍薬は以前、芍薬甘草湯という痙攣に強く作用するという方剤を飲んで効果を実感して追加するようになった生薬です。私は幻聴がきている中で目を閉じると眼球が小刻みに震えて揺れたりするのですが、その揺れ具合がこう、眼球の動きが重くなって、揺れが鈍くなるような感じがしていたのです。それとともに幻聴も合いの手を合わせづらくなっているような感じで、これはいいと思いましたが甘草が私は強烈な眠気があってダメでしたので、諦めて芍薬だけ追加するようにしています。後に甘草を調整役として追加してみたりしていたこともありましたが、その時は幻聴がうっすらでてきたこともあり中止しています。
薬膳でしてきたことと工夫
まず、腎虚改善のために、普通のスーパーで売っている人参と枸杞子、黒豆(必ず煮ましょう、生のまま食べると腹を壊します(体験談))と黒ごまを摂るようにしています。
次に自生思考の安定、精神安定のため、冷凍セロリ、菊の花、ジャスミン茶、を使用しています。どれも著効するという実感はないですが、始めた当初に若干効果がみられるような感じがしていましたので続けています。セロリだけは毎日スムージーにして飲んでいます。個人的には、非常に高価な買い物でしたが、親にローンをしてもらい(返すのに結構かかりました)、バイタミックスを使ってスムージーにして飲んでいます。トロトロのトロになりますので、本格的なスムージーをと思っている方は参考にしていただければと思います。
この商品とは違うPro750を使っていますが、これで冷凍山芋と人参、や様々な組み合わせでスムージーにして飲んでいます。腹持ちもそれほど悪くはないです。バイタミックスは、冷凍山芋も完全に液体にしてくれます。
黒豆はスーパーで一袋350円ぐらいのを2つ買ってきて、でかい水筒がうちにありましたのでそれに洗ってまるまる入れて、やかんで沸かした熱湯を注いで蓋を閉じて一日すれば煮たのと同じになります。それをダイソーの製氷器でやや大きめのサイズのものに、黒ごまのいりごまと一緒に入れて、水を少し入れて凍らせておきます。あとは適宜、コップに黒豆黒ゴマ氷を入れて熱湯を注ぎ入れて、溶けたタイミングでスプーンで食べる、ということをしています。この方法ですと作るのはちょっと大変ですが食べる時にはほとんど手間がかからず気に入っています。
薬膳ってどう? A:地味に効いてる気がするというレベル、でもない
です。人参はまるごと一本スムージーにすると、次の日の便は非常に太く長いものになりますし、セロリと山芋のスムージーは飲んで2時間後ぐらいに性欲が強くなります。あと書き忘れていましたが、ブルーベリーはビタミンAと組み合わせると視力の改善効果があります(ブルーベリー + ビタミンAで視力安定(効果には気づかず)→ビタミンA削って、ん?妙にぼやけるな→ビタミンAで視力改善効果がある?追加してみる→ブルーベリー + ビタミンAでディスプレイのかすみがなくなった、ということがありました)。
ですが他の、ジャスミン茶や枸杞子、菊花茶もそれなりにあったような感じはしますが目に見えた変化というのは見られなかったように思います。ですがそれなりにでも効果は感じられていたので、続けてはいます。枸杞子はこれも、視力改善の効能があるといわれています。
死ぬかと思った漢方の生薬(メイン)
そして試してみていてやばかった漢方の生薬です。いろいろなものを試してきていたのですが、これは大したことないなというものから、後遺症が続いてしまったものまで様々ありました。
第四位:竜眼肉、蓮肉、大棗、甘草、枳実
これは幻聴再発のために中止したものです。どれも、煎じたものを飲んでからしばらくすると幻聴が出てきてしまい、止めざるを得なくなり中止して、2~3日して治まったものになります。これらは幻聴が出はしますが止めたら元に戻る系でしたので、漢方はそれほど後遺症が残らないのがメリットだね、と思っていた時期でもありました。
第三位:香附子
これは自生思考安定のために追加して飲んでいたものになります。こちらは自生思考に対して非常に強力に作用して、こちらが意図して自生思考を励起させようとしてもできなくなるほどでした。しかし幻聴がこちらも出てきてしまい中止していましたが、その後、非常に死にたい気分が強くなってきていました。その時には「ああ、これが自殺したい人の気持ちなんだ」とドンヨリと沈みながら実感していました。
私はそれほど死にたいという強い気持ちはないのですが、この香附子を2日摂って止めてでてきた希死念慮は続いていたらかなりヤバかったと思います。自殺する人の気持を身をもって感じられたのはそれはそれで貴重な経験だったかもしれませんが、もう二度と飲みたくない生薬になってしまいました。色々試してみていて思うのはやはり、精神安定剤を飲んでいて、かつ断薬などを経験して陽性症状が強く出ている人には漢方はかなり難しいということです。
第二位:茯苓、知母
茯苓は水分のとりすぎ対策、知母はたしか自生思考対策だったかと思いますが、茯苓は自生思考が流動性のものから固定性のものに切り替わろうとしていたのが危なかったです。私の自生思考はある程度こちらで出てきた動きを変えたり、内容そのものを薄めたりもできるのですがそれがガッチリホールドされて出てきていました。この記事を読んでいる方に悪影響を与えたくないので伏せますが、結構死につながるようなワードが頻出で出てきてしまって、これ大丈夫かな…と路頭に若干迷っておりました。
そして知母は、茯苓が言葉であればイメージになります。これも伏せますが、結構死につながるようなイメージが出てきてしまっていて大丈夫かなと、思っていました。ですがこの2種類の生薬の後遺症は徐々に柔らかくなっていっているのか対処もいくらかずつしやすくなっており、今はそれほど強かったり多かったりはしていません。私が思うにおそらく、こういった危ない副作用をもたらす生薬は、別の生薬でその副作用を打ち消しているのではないかと。私は生薬単体でキメラみたいなことをしていますので、副作用が打ち消されずに出てきてしまっていたのであろうと思っています。
第一位:芍薬
第一位は、これは最近のことなので余計に記憶に残っているというのもありますが、これも知母同様死につながるイメージが出てきてしまっていてやばかった生薬、ですが、これは芍薬は止めても大して影響がないから削ってしまおうとして出てきた副作用の自生イメージです。
茯苓・知母同様、この芍薬を止めた後の副作用もかなり長い期間持続してしまい、芍薬を元に戻して量を増やしたりすることなどで対応をし、今はかなり大人しくできるようになっています。それでもイメージの抜け殻みたいなものはあるのですが、後はそれをどうにかして解消できたらなと思っています。漢方の生薬の衝突を和らげ調整をする大棗が使えたらなと思っていますが、なかなか踏み出せずにいます。
漢方の最新事情は以上です!
ひとつ言えるのは、自分で漢方を作って煎じて飲むのは危ないので止めましょうということですね…といって漢方薬局で作ってもらうと非常に高額になってしまいますので難しいところですが…。ただその副作用という地雷を踏み越えていける気持ちがあれば、漢方を症状改善のために役立てるということもできると思います。
漢方のわたしの最新事情は以上です。また追記があれば、この記事に追加していこうと思います。



