ゼロと一(はじめ)の砂時計

誰でもない誰かではない誰のでもない誰でもが
不死をフとした時に生じまれた砂時計が
ゆらぎの遺伝子のような形をした針の無い時計を
ゼロとはじめの結晶を時間という川の流れのままに落としていく

全てが平等に峠から峠へ 上から下へ 上から下へ
宇宙に誕生した全ての文明のゼロと一の組み合わせが
銀河を束ねる銀河が葉の葉脈を流れる川のように
最小のミクロと最大のマクロの間を循環している

まで あ から ん へ
Aを Zへ まで から を

遺伝子を上から見ればゼロ
横から見れば一

人類が誕生する前の哺乳類が誕生する前の
ミトコンドリアが誕生する前の
地球が誕生する前の 宇宙が誕生する前の

記憶は全てに ゼロと一の記録の中に
わたしたちの いのちと共に鼓動を続けている

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