「世界でもっとも強力な9のアルゴリズム」(著:ジョン・マコーミック、訳:長尾高弘)を読みました。

プログラミングの勉強(遅きに失した感はありますが)のため、暗号についての書籍を読もうと思い読んでおりました。公開鍵暗号やファイル圧縮、パターン認識といった暗号について広く書かれていたのですが、わかりやすいように喩え話をしたりされていました。私個人としては、もうそのわかりやすいというところを一段掘り下げた内容が欲しかったと思います。

https通信では公開鍵暗号を使ってクライアント・サーバー間で通信をしますが、まず現代においてもこの暗号が破られることはないそうです。超巨大な素数を使用することで約数?の当たりをつけられないようにしているのでしょうか、桁数を大きくすればするほど総当り回数はうなぎのぼりになってしまうため、スパコンでも兆単位の年月がかかるようです。

しかし、それを量子コンピュータに解析させたら1年ぐらいになるのではないか?などと考えてしまうのですが、そんなに都合の良い解析・計算ができるのかなと思います。デジタル署名は、あれは権威サーバーに侵入されて証明書がいじられたり、本来証明登録されていないオレオレ証明書を通させて悪用していた、ということがあったようです。

というわけで、暗号化の技術について広く改めて読みました。これらの9つの巨塔暗号化アルゴリズムを崩すことのできる量子コンピューティングというのは果たして実現できるのか?ヨルムンガンドではそれを超天才科学者に研究させて実現していましたが、どうなのでしょうか?次回暗号についての書籍を読む際には、量子コンピューティングの技術を広く読める書籍を探してみたいと思います。

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