「常備したい10の漢方!」(著:緋田哲治)を読みました。

今のところ私が常備しているのは麻黄湯と葛根湯なのですが、他にも用意しておいた漢方があればと思い読んでみました。知っている漢方もいくつかあったのですが、初めて見る漢方もあり良い知識とさせていただきました。

手始めに風邪用の葛根湯を、次に喉やお腹の調子を整える漢方が紹介されていました。昨今はオミクロン株のコロナが流行していますが、このコロナは喉に最初とどまるそうで、であれば喉の菌を退治すればよいということで板藍根もありました。身近な人が風邪気味になった際に活用したいと思います。

他には、水虫に効くという漢方の塗り薬もあったのですが、本当に効くの?!と思いながらも一度試してみたい気がしています。もし興味があれば、調べてみてください(本の内容を書きすぎると良くないようで、若干ぼかして書いてます。Googleで検索すればすぐ出てくるはず)。

ざっくりとこの症状にはこの漢方、そして使われている生薬一覧が紹介されていて、できたら生薬の動態や臨床から判明したことなどがあればいいなとは思いますが、他の書籍を読んでいく中でその記述はありそうです。次は「東洋医学基本としくみ」を読んで、そのあたりの基礎知識を固めていきたいと思います。

まとめ

このコロナ禍では初期対応が重要になってくると思うのですが、風邪や喉の症状に合致した漢方が紹介されていたところがよかったです。基本的に西洋の風邪薬は抗生物質などで風邪をやっつけますが、その一方で腸内細菌叢が破壊されたり、熱が上がりきらず免疫体制がしっかり整わないといったデメリットもあります。そこで漢方を使用して免疫強化・風邪の初期対応といった対策をすれば、腸に優しい風邪対策ができるのではなかろうかと思います。さくっと読めますので、読んだ上でよさそうな漢方があれば購入してみると良いです。

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