身を無くしたカエルの霊たちが宿る葉先から
夜露が生まれ
葉から葉へと雫と重なり
月の露光を蓄え
空に遊んでいたカエルが大地へと引かれていくように
幾千
幾万ものカエルの生命は
冬の雪の毛布にくるまれて
冬眠の息と小さく
星の夢を見て
幕間の月はそれ知らず
空に光の帳を掛ける
身を無くしたカエルの霊たちが宿る葉先から
夜露が生まれ
葉から葉へと雫と重なり
月の露光を蓄え
空に遊んでいたカエルが大地へと引かれていくように
幾千
幾万ものカエルの生命は
冬の雪の毛布にくるまれて
冬眠の息と小さく
星の夢を見て
幕間の月はそれ知らず
空に光の帳を掛ける