精神安定剤を飲んでいる身が酒を飲むとこうなる、というお話

月に一回ほど、友達を飲みをする機会があります。以前は缶ビール一杯だけ!といって少なめにしてもらっていたりしていたのですが、最近は押されてしまい3本から4本も飲んでしまいます。

で、「その日」はいいのですが、次の日がちょっと厄介で、私の場合は言語障害が出てきてしまい、ちょっと脳の回転を回さないと出てこない「言葉」が出てきづらくなります。ジプレキサを飲んでいてつくづく思うことは、

・行動様式の全自動化(何も思わず考えずとも身体が勝手に生活のルーチンを行う、ご飯を食べる・寝に行く・話す・買い物をする・改善行動を行う)が進む

・思考と行動の勝手な路線変更(何かをしている時に別のことを思いつく、そのことを考えている間に他のことをする、他のことをしている間に、最初に何をしていたか忘れるという症状で、これが通常人に比べて発生しやすくなる。なのでこの特性を悪用すれば、こちらが何か話している間に別の話題を振り向けて、そっちの話に気を取らせるということが可能になる。思考のインジェクションともいうべき脆弱性が広がっていきます)

・オリジナリティと能力のドーナツ化減少(自分にとって重要なことが希釈されていき、その周辺のあまり重要でないことが充実していく。重要なこととは、寝る「べき」時間に寝ないといけないのに起き続ける、シングルタスクの重要性がわかっているのにマルチタスクに流れる(最近流れてしまっています・・・)思考形態・思想に対する執着心が希釈される、つまり自分のオリジナリティが失われます。それでいて、周縁部の他者のオリジナリティを取り込もうとするので、自分らしさというものが損なわれ、他者の思想などを「吸収・咀嚼・消化して活かす」のではなく、「借りて」行使することになる。この借りる、という表現がポイントなのですが、自分の「モノ」にならない。つまり成長されないという現象が起きます)

だいたいこういったジプレキサの副作用がありますが、お酒を飲むとこれらの副症状が悪化してしまいます。先日も友人と宅飲みをしていましたが、飲む前はテキパキと作業をしつつ会話といったこともできていましたが、酒が入ってからん?おかしいなとなり、1時間?2時間ぐらいで、どうして上手くできないんだろうか?いつもは一定度できていたのに、という気持ちになり、飲み会が終わって一人で振り返っていると、やはり酒が入ってからおかしくなっているなという感想になります。

次いで二日目となるとジプレキサの誤作用が起きて、コミュニケーションの円滑さが損なわれてしまいます。話をしていて、大丈夫か・・・?と思うことがあります。ありますが、上に記した3つの副症状によって、無意識のうちに「流れて」しまうのです。思考と行動の勝手な路線変更で、大丈夫か?と思っていても、それを思っている間に別のことが割り込めばスッと忘れたようになってしまう。これは普通の人でも起きることかもしれませんが、「進むと」危ういと思います。

なので、やはり精神安定剤を飲んでいる身としては、アルコールを摂取する時は乾杯の一杯のみにして、それ以降はきちんと断って飲まないでいたほうがお互いのためになると思います。友人は勧めてきますが、そこは中途半端な態度をとらずに、今日の記事のようなことがあるからな、と言って納得してもらった方がよさそうです。

とはいっても、こういう思考回路に悪影響が強く出るのは私だけかもしれませんが、もしお酒の付き合いで、精神安定剤を飲んでいても飲まされちゃう、という方がいましたらその日の会話の質のため、また明日の自分のためにきちんと断って脳をいたわりましょう、というお話でした。でも、お酒を飲んでも脳に悪影響を与えないようなミルクシスルとかウコンとかを事前に飲んでおいて会話に支障が起こらないようにできたら最高ではありますが、それでもやはり最初の乾杯のみにするべきでしょう。ということを、今日痛感しました。みなさんも、特にジプレキサを飲んでいる方はお気をつけて。

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