※ここから感想※
キノの旅で実現していましたこのアイデア!ですが、電子書籍でも似たようなことができるんではなかろーかと思います。ノベルゲームのように、電子書籍の小説の途中に選択肢を用意しておいて、どちらかとタップ。すると読んでいく先のストーリーが変化していくというもの。KindleUnlimitedなんかは月額900円ですが読み放題で無料にしている書籍も結構あるので、このような仕組みの電子書籍って実装できたら面白いなと思うわけであるのです。
※ここまで感想、以下当時の記事※
以前の記事で、リアルタイムにアニメが視聴者の意向云々で分岐していくようなことを書いていましたが、キノの旅で実現したようです。そしてできれば、本の小説でもこのようなことができたらなぁと思ったのですが…
紙で本の小説にこのようなギミックを用意するのは難しいと思いながらも、50ページほどの厚さの本で一冊、という区分を設けられればいけるんではなかろーかと思っています。つまり読み手は小説を読みながら、巻末に待ち受けている選択肢にどきどきしてしまうわけで、こういう少数ページ大量巻数なものが発明されたらどうなってしまうのか、ちょっと楽しみでもあったりしますが、実現するのでしょうか。
そしてつまりこれは、アニメでもあるわけで、ひとつの根っこを共有する脚本を数人がかりで喧々諤々しながら、どんな面白い話にするかを突き詰めていくわけで、これで個性が失われずにそれぞれの書き手と書き手のバトンリレーが巧みに行われれば(大抵衝突して磨耗してしまいそうか気がしますが)面白いんではないかなぁと思っています。
以前、電子紙の記事を書いていましたが、ポケモンGOのような場所によって得られる情報をなんというか、朱印状みたいにスタンプを得られるようにして、たとえばローソンに行ったら電子紙のチップデータに今読んでいる小説のキャラクターが追加されて、このキャラクターが小説に登場してくるとお話がまたちょっと変わった方に向いていく、というようなギミックもありかもしれません。紙ではない、電子の紙であるだけに内容は量子的。新しいキャラクターが追加されることにより、小説の内容が書き換わってしまうということも可能なわけです。二度読む、という楽しみ方が可能になるのです。
たまごっちのような使い方もできるはずで、規則正しい生活をしている証として、朝起きて電子紙を起動して、簡単な問題を解くと病床に臥せっているキャラクターのHPが数%回復して、これを毎日続けているとキャラクターが全快して小説に参列するようになる(FF6のシドのように)などなどあるんではなかろーかと思います。生活に密着した小説は、読んでいる本人を虜囚にしてしまう可能性も少なきにあらずですが、こういうアイデアがあるという体でメモを残しておこうと思います。